連休最後の温泉地で風呂掃除を裏側から実態報告! [天然温泉]
転職してホテルの雑用かかりに採用されて、天候にも恵まれて毎日満室状態のホテルは忙しい中、転職まで気付かない点を紹介します。
天然温泉は、自然からの恵みです。当ホテルは地中深く地下水のそばにある熱源(マグマ)にする火山性の温泉です。
地下にある温泉ですからポンプで汲み上げているのですが、湯温がが変化したり、湯量も変化します。
温泉を管理するのは、基本的に湯量を貯湯槽に一旦貯めて、浴槽に供給する湯量を調節することによって、湯温や湯量の管理をしています。
貯湯槽は、ダムのようなものです。貯湯槽がなければ複数の浴槽の温度・湯量を管理することはできません。
貯湯槽に貯めると言っても、毎日、何処かの浴槽を掃除する度に、一気に貯湯槽から温泉を供給していますので、温泉の流れが止まっているのではありません。
常に温泉は流れていますので、雑菌や汚れが増加する事はありません。
しかし、天然温泉ですから細かいゴミ(細かい粒子)が入っており、それをフィルターで防いでいます。
週に1~2度程、フィルターの掃除をしています。
掃除する前のフィルターです。
掃除した後のフィルターです。
小さいゴミですが、温泉の流れが悪くなるのは湯温・湯量の管理がしずらくなるので、まめに掃除しています。
これが、天然温泉かけ流しの実態です。
これに対して、循環式という管理方法があります。
循環式は、大きな浴槽を持っていいるホテルではほとんどこの方式だと思います。
大きな浴槽を湯抜きして掃除となると、毎週のように掃除はできません。
月に一度から2度程度?では、と思われます。
私の転職先のホテルは、小規模のお風呂ですから、毎日何処かの浴槽を掃除しています。平均して週に2回は、掃除できるローテーションで掃除をしていますので、衛生面での心配はありませんが、大きいところのお風呂は、循環式にしてお湯を循環させて、ろ過して、殺菌して対応しています。
もちろん頻度は少ないでしょうが、浴槽から温泉を抜き、掃除をしていると思いますが小さいホテルの湯抜き頻度から比べると少ないと想像できます。
しかし、全ての温泉水を循環させているのではなく、源泉からのお湯は常に足し込んで、流しているから半分かけ流し状態というのが正確な言い方なのかもしれません。
温泉は自然の恵みですが、恵みを活かすのも人の知恵や労力があって恵みを活かせるので、価値のあるものだと思います。
今日も、風呂場の掃除を洗い場から床、壁・ガラス窓全てを洗い流し、衛生的な風呂場の提供に従事しました。
勿論、草刈りもしました送迎もしました。
自然の良さを活かす仕事が温泉宿の一番の仕事でなと思っています。
転職してホテルの雑用かかりに採用されて、未知の世界が待っていました。
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